松戸市幸谷のお客様から、1階の天井から雨漏りがしている、との事でご相談を頂きました。
お伺いして漏れているお部屋と外部を確認します。
先ずはどこから漏れているのか、漏れている部位の確認です。
天井部分から雨水が浸出しているとの事です。
拡大写真で確認すると、天井と廻縁には雨染みの跡が確認できます。
【写真2】
図面で漏れている部位を確認するとこの赤丸の位置です。
2階の図面と照らし合わせてみると、2階ではこの赤矢印の部位の真下が
雨水が浸出している入隅部になります。
2階のベランダから状態を確認する前に、ベランダ下の軒天を見てみると雨染みの跡が有ります。
透湿防水シートの裏に廻り、室内側にもベランダ下の軒天にも雨水が廻っている模様です。
ベランダを確認します。
赤矢印付近の真下に雨漏りがしています。
排水部の状態を確認します、
排水口の中をのぞくと、一部に口が空いているような部位が確認できます。
もしかするとこの口が開いている部位から雨水が浸入し、
下階に流れ込んでいるのかもしれません、ここは疑わしい部位として考えられます。
続いて手摺壁を確認します、水切り上部に物差しを差し込み、厚みを確認すると、
約12mm~13mm
サイディングは直貼りされていると想定できます。
通気層がとれていない為、もし笠木の天端から雨水が浸入した場合は、
サイディングの裏に広がる可能性が有ります。
更に上の笠木の天端も疑わしい部位として考えなければなりません。
笠木の上に手摺の束が有ります、この部位は笠木に穴を開けてあり、
金具が貫通しています、ここも疑わしい部位として考えられます。
【写真2】で廻縁にもシミ跡が付いていますので、直上から浸入した雨水が横に移動するのか
又は別な部位から雨水が浸入しているのかも考えて散水調査をする箇所を検討していきます。
次回は散水調査を行っている模様をお伝えしていきます。
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