天井から雨漏りしてきたときの応急処置

室内の天井から雨漏りがしてきた時の応急処置としては

先ず室内側では、雨をバケツや洗面器で受ける、と言う方法ではないかと思われます。

バケツや洗面器にタオルを被せて、雨水の跳ねを抑えるとか

下図の写真の様に、ゴミ袋の下部分を切って、筒状にし何枚かつないで下のバケツまで届かせます。

天井から雨漏り応急処置

また、天井裏などに入る事が出来るのであれば、吸水シートを漏れている所に置き、

水分を吸水シートに吸ってもらいます。

吸水シートは、ホームセンターなどで購入でき、中には2週間~20日間くらい

天日に干しておき、自然乾燥で元の状態に戻せば再使用できるものもあります。

室内側で、雨が入ってくる部位を止める事は困難になりますので、

漏れてきている状態では雨水を受けると言う考え方になります。

本来は雨水の浸入位置である外部側を塞ぎたいところですが、

雨が降っている時に屋根等に上ることは、危険を伴いますので避けたいところです。

外壁などに原因がある場合でも、雨が降っている時ではテープが濡れて着かなかったり

しますので、降っている時は外部の対応は難しいと思います。

 

外壁にひび割れ等が有り、そのひび割れが原因かもしれないと考え、

シーリング材(コーキング材)をそのひび割れに充填される方もいらっしゃいます。

但し、その後の補修を行うことを考えれば、シリコンシーリングの使用は避けた方が良いです。

シリコンシーリングはガラスや浴室、台所などでは多用するシーリング材ですが、

外壁などに使用するとその上に塗料などを塗装することが出来なくなってしまいます。

これはシリコンシーリング自体からにじみ出てくる、シリコンオイルが原因で

着かなくなってしまうのです。

シーリング材(コーキング材)を充填しただけで、その上から塗装をしない場合には、

「変成シリコンシーリング」を使用し

シーリング材(コーキング材)を充填し、その上から塗装をする場合には、

「ウレタンシーリング」を使用して、ひび割れを塞いでおいた方が後々補修工事を行う場合に、

シリコンシーリングのシリコンオイルの影響を受けていないので、

スムーズに工事を進める事が出来ます。

その他には、防水テープを貼って一時的に雨水の浸入を抑えるテープなどもあります。

代表的な防水テープとしては、株式会社タイセイの「ファストフラッシュ」

http://www.expantay.co.jp/product/fs/ などもありますので参考にしてください。

上記でご紹介している方法は、あくまでも応急処置としての方法です、

根本的な解決をしなければ、塞いだものが劣化すれば、また雨漏りは再発します。

あくまでも応急処置としてご参考にしてください。

 

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