木造住宅の屋根からの雨漏り その3

前回・前々回から引き続き、木造2階建ての建物で1階の天井から

雨水が浸出してくる雨漏りの建物で、今回は不具合部位

の様子をお話ししていきます。

今回も越谷市南町の建物です。

「木造住宅の屋根からの雨漏りその2」

「木造住宅の屋根からの雨漏りその1」

太陽光発電が設置してありましたので、まずは太陽光発電を一時撤去します。

太陽光発電一時撤去

次に屋根仕上げ材(コロニアル)の撤去です、このコロニアルの仕上げ材は

水下から水上へと葺いていくものなので、剥す時は逆に水上から水下へと下がっていきます。

屋根仕上げ材コロニアルの撤去

2階の天井裏を確認した時釘穴部分に、雨染みの跡などは確認できませんでしたので

もう少し軒先部分に何かしらの症状が出ている可能性が考えられます。

更に剥し続けていくと

スレート瓦撤去

疑わしい箇所が出てきました、屋根の仕上げ材を剥してみると、いろいろな不具合が確認できます。

屋根ケラバ不具合箇所

1)ケラバ板金端部にシーリングまたは防水テープの処理なし

2)板金納めの違いとシーリング処理なし

3)水切り板金の納め方が違う

4)水切り板金が雨樋に掛かっていない

上の写真を拡大して下の写真で解説すると(番号は同じところを指してます)

屋根水切り板金不具合箇所

2)-1板金納めが逆で折り曲げている(見えている部分が下になる)

2)-2シーリング処理が無い

3)-1水切りが縁切れしていない

屋根ケラバ不具合箇所

3)-2 水切りが縁切れしていないどころか、ケラバに折り曲げて載せている

屋根水切り正しい位置

4) 水切りが雨樋に掛かっている納まりでなければならない(今回の施工)

などなど長い間、建物内に雨水が入り込んでいたことが予想されます。

この様な納まりの違い等で雨漏りは起きてしまいます、しっかりと原因を

究明してどこが原因かが分かったうえで修繕工事を行い、再発しにくい工事を行っていくことが

雨漏りの解決のためには必要になります。

その後は屋根を復旧していきます。

全面に下地用合板を貼り

屋根下地用合板

続いてアスファルトルーフィング(防水シート)を敷いていきます。

アスファルトルーフィング敷き

アスファルトルーフィングを敷き終わってから、屋根仕上げ材のコロニアルを葺いていきます。

コロニアル(スレート瓦)葺き

コロニアルを葺き終わってから、棟板金を取り付けて完了になります。

棟板金取付

屋根の葺き替えは完了です。

屋根葺き替え

お引渡しする前には、お引渡し前散水調査を行って、雨漏り再現調査で雨水が浸出した

時間以上散水して、漏ってこない事を確認してから、お引渡しを行っております。

お引渡し前散水調査の状況は下の写真になります。

お引渡し前散水調査

お引渡し前散水調査

散水調査時は2時間くらいで漏ってきましたので、お引渡し前散水調査の時間は

2時間半を設定して行い、漏れてこない事を確認いたしました。

 

1)雨漏り箇所事前調査

2)雨漏り再現調査

3)お引き渡し前散水調査

この3つの調査がセットになって雨漏りを解決していきます。

 

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