床からの雨漏り 鉄骨造ALCの上にタイル貼りの建物

床からの雨漏りです、建物は鉄骨造ALCの上にタイルが貼って有ります。

長い雨が降ると床に雨水が溜まってっ来るとの事です。

床からの雨漏り

床に雨水が溜まるとの事

天井や壁にはシミ跡は付いていない状態です。

天井の状態

連窓窓の中央部の床に雨水が溜まりますので、

外部の基礎とALCの取合い部分は疑わしい部位になります。

実際にタイルを斫り取ってみると、下図のようになっています。

基礎とALCの取合い

基礎とALCの取合い部分

矢印部分が基礎とALCの取合い部分です。

他の業者で基礎部分の防水を行ったそうですが、雨漏りが止まらなかったそうです。

タイルを斫ってこの部分を止水しないと、基礎部分の防水だけではだめです。

タイルで隠れてしまう部分をしっかりと止水して

基礎とALCの取合いシーリング

基礎とALCの取合い部分のシーリング

タイルを復旧していきます。

タイル復旧

タイルの復旧

タイルを復旧した後には、「セブンS」の様な透明な防水塗材を施工して、

タイルの目地からもタイルの裏に雨水が廻らない様にする

予防保全の為の工事もお勧めしています。

 

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
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流山市後平井 床からの雨漏り その4

前回からの続きで、今回は外壁からの雨水浸入を止める為のシーリング工事を行います。

過去のブログは下記からどうぞ

流山市後平井 床からの雨漏り

流山市後平井 床からの雨漏り その2

流山市後平井 床からの雨漏り その3

ALCの外壁は止水をシーリングに頼っています、またALC版自体にひび割れが有れば

そのひび割れから建物内に雨水は浸入してしまいます。

目地シーリングの撤去

劣化した目地のシーリング材を撤去していきます。

ひび割れている版間のシーリングの撤去を行い、

シーリング材ヘラ押さえ

撤去した後に、プライマーを塗りシーリング材を充填してヘラで押えていきます。

プライマーを塗り、シーリング材を充填して、ヘラで押えていきます。

ALC版間目地のシーリング

版間目地のシーリングを打ち替えた状態です。

サッシ廻りも劣化した既存のシーリングを撤去して

サッシ廻りシーリング材撤去

サッシ廻りのシーリング材を撤去した状態です。

プライマーを塗り、シーリング材を充填して、ヘラで押えていきます。

サッシ廻りシーリング材充填

プライマーを塗り、シーリング材を充填してヘラで押えていきます。

止水をシーリング材に頼っていますので、この部分から雨水が浸入しないように、

しっかりと充填していきます。

基礎とALC版の取合い部分も弱点になりやすい部位になりますので、

しっかりとシーリング材を充填します。

ALCと基礎の取り合いシーリング

ALC版と基礎の取り合い部のシーリング

もちろん、外壁の貫通部分も同様に、シーリング材で雨水が浸入しないようにして行きます。

貫通部シーリング

貫通部廻りのシーリング

ALCの外壁は止水をシーリング材に頼っている為、しっかりとしたシーリング工事を行わなければ

工事後に雨漏りが再発してきてしまいます、この後は塗装を行いこのシーリングの工事は

隠れてしまう所ですが、隠れてしまう所程こそしっかりと行わなければなりません。

 

 

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流山市後平井 床からの雨漏り その3

前回「流山市後平井 床からの雨漏り その2

前々回「流山市後平井 床からの雨漏り」からの続きで、

今回はルーフバルコニーの笠木を撤去しました。

天端からビスで止めている板金の笠木を撤去します。

板金笠木撤去

板金の笠木を撤去しています。

ALC版の上端にLアングルが取り付けてあり、ALC版とALC版との間は

隙間が空いていますので笠木内に雨水が浸入してしまえば、

この隙間を通り下の階に流れていきます。

ALC版間天端の隙間

ALC版間の天端の隙間です。

漏れている部分の真上の笠木を撤去してみると、シミ跡が確認できます。

ALC版天端のシミ跡

ALC天端のシミ跡です。

笠木の天端に雨水が廻っていたことが想定できます、

またコーナー部分のアングルは錆びも発生しています。

Lアングルの錆

Lアングルに錆びが発生している状態です。

天端部分に防水を行い、ここから雨水が浸入しないようにしておき、

アルミ笠木を取り付けます。万が一アルミ笠木内に雨水が浸入しても、

天端部分を防水していますので建物内には浸入しません。

アルミ笠木取付

アルミ笠木取付

笠木天端部分からの雨水浸入はこれでなくなります、

後は外壁からの雨水浸入を止める工事を行ってトイレの床に出てきている雨漏りを止めていきます。

 

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流山市後平井 床からの雨漏り その2

前回「流山市後平井 床からの雨漏り」では、室内の漏れている所や、天井、壁等

を目視やサーモグラフィー、水分計などを使用して確認しています。

今回は建物の外部を確認して、雨水が浸入するであろう、疑わしい部分を探して行きます。

下の写真は、室内の床に水が溜まってしまう所の外側で位置を確認しています。

雨漏り箇所外部から確認

雨漏りしている床の外部を確認しています。

基礎とALC版の境部分は疑わしい箇所として考えられますが、お施主様がご自身で

基礎とALC版の取り合い部にシーリング材を充填したが、

一向に雨漏りは止まらないと言っておりました。

版間の目地を確認していきます、目地にはひび割れが発生しており、

ひび割れは建物内に雨水を浸入させてしまうであろうと想定されます。

ALC版間縦目地のひび割れ

ALC版間の縦目地のひび割れ

上図は、縦目地のひび割れの状態

ALC版間横目地のひび割れ

ALC版間の横目地のひび割れ

上図は、横目地のひび割れの状態

他にも貫通部廻りにひび割れが有り、このひび割れ部からも雨水は建物内に浸入してしまいます。

貫通部分のひび割れ

貫通部廻りで管と外壁の間に隙間が生じてしまっています。

またALC版自体にもひび割れが発生しています。

ALC版のひび割れ

ALC版自体のひび割れ

塗膜も剥がれてしまっており、苔も生えている状態です。

見えているALC版も水分を含んでいるようで少し黒ずんでいる状態になってます。

鉄骨造ALC版の外壁は止水を、目地のシーリングに頼っています、また、

版自体にひび割れ等があれば、建物内に雨水は浸入してしまいます。

鉄骨造のALC版の外壁は、木造と考え方が違い、

外側で建物内に雨水が浸入しないようにしなければなりません。

(木造は雨仕舞と言う考え方と、1次防水、2次防水と言う考え方があり、建物内に雨水が浸入しても排出すると言う考え方)

建物内に雨水が浸入しない様な下地補修の工事が必要です。

また、ルーフバルコニーの笠木を見ると、板金で取り付けてあり、ビスを上から止めています。

笠木脳天釘打ち

笠木の天端からビスを止めている状態。

この様に上から止めている場合、塞いであるシーリングが劣化すれば、

板金に穴が開いている為、雨水は浸入してしまい、建物内に流れ込んでしまいます。

1階の床から雨水が浸出しているからと言って、基礎廻りだけ疑うのでは足りません、

鉄骨造の構造を考え、疑わしい部位を探して行きます。

 

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流山市後平井 床からの雨漏り

流山市後平井のお客様から、床に雨漏りがしているとの事でご相談を頂きました。

床からの雨漏り

雨が降るとトイレの床に水が溜まってしまうとの事でご相談を頂きました。

強い雨や長く降っている雨の時に、床に水が溜まってしまうとの事でした。

天井や壁には雨ジミは無い

天井や壁には雨ジミなどは無い状態です。

天井や壁を確認しても、雨ジミの様な跡はありません。

建物は鉄骨造でALC版で外壁が形成されています。

ここで、赤外線サーモグラフィーで、壁や天井の表面温度を測定してみます。

サーモグラフィー雨漏り調査

天井の一部に温度が低くなっている部位があることが確認できます。

天井の一部に温度が低いところが確認できます。

下図は目に見えている、可視画像です。

サーモグラフィー可視画像

サーモグラフィーで測定している部分の、目に見えている部分の画像です。

ただ目視しているだけで、サーモグラフィーで確認しなければ、天井の温度が低い部位は確認できません。

次は雨水が浸出してきている付近の壁を、水分計にて含水率を測定してみます。

水分計含水率

床付近の壁を水分計を使用して、含水率を確認しています。

「1.0%」と表示されます、それど高い数値にはなっていません、それでは天井を確認するとどうでしょうか。

水分計含水率

水分計にて天井の含水率を測定しています。

「15.5%」と表示されます、先程と比べると明らかに数値が上がり、

水分が含まれている可能性が考えられます。

 

鉄骨造でALC版で形成されている建物ですから、外壁部から雨水が浸入して、

壁内を通り下まで流れて、床で雨水が浸出している可能性も考えられます。

もちろん、外壁からばかりではなく、屋上の笠木から浸入している場合も考えられます。

床から漏っているからと言って、基礎部分が怪しいと早計に判断せず、先入観を持たずに

疑わしい部位を外部から確認していかなければなりません。

今回の様にサーモグラフィーや水分計等の機器は、今現在どのようになっているということは

確認出来ますが、どこから雨水が建物内に浸入してきているかまでは分からないのです。

今まで培った経験や勉強してきたことを総合的に判断して、雨水の浸入位置を探して行きます。

 

 

 

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