前回の「鉄骨階段からの雨漏りその1」からの続きで船橋市の建物の施工編です。
先ずは既存のステンレス製の階段のノンスリップを撤去します。
最上段のノンスリップを撤去すると、モルタル自体が浮いており、簡単にモルタルごと取れてきてしまいます。
また、水も溜まっている状態です。
他の箇所においても、鉄骨階段の踏み面のモルタルと鉄骨の間に隙が出来ている箇所もあります。
上の写真を断面から見ると、下図のようになっています。
隙間から浸入した雨水が階段のBOXに溜まり、階段裏から雨水が浸出してしまう状態になっています。
端部や入隅にシーリング材を充填し塞いでいきます。
モルタルが欠損してしまった部分はエポキシ樹脂モルタルで整形し、
プライマーを塗った後に、ウレタンを流していきます。
下図はトップコートを塗り終えた状態です、階段踏み面の長尺シート(タキステップ)とラップする部分も同様です。
長尺シート、今回はタキステップを貼っていきます。まずはボンドを塗り
タキステップを貼っていきます。
ジョイントの突き付け部は、溶接棒で溶接し
端部や入隅はシーリング材を充填します。
工事後にお引渡し前の散水検査を行い、
漏ってこない事を確認します。
漏ってこない事を確認してから、お引渡しで工事完了です。
表面は綺麗に仕上げっています、表面を綺麗に仕上げる為に、雨漏りを止める為に、
隠れてしまう部分の工事がとても重要になってきます、隠れてしまう部分にこそ
重点を置いてしっかりと行わなければなりません。
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