コロニアル屋根の塗り替え時の注意点 その2

前回の「コロニアル屋根の塗り替えの注意点 その1」に引き続いて

しっかりと高圧洗浄を行わず、また、シーラーをしっかりと染み込ませなかった為に

剥がれてしまった屋根の塗り替えの状況をお伝えします。

松戸市栄町の建物です。

足場を架けて間近で確認すると、前回屋根のコロニアルを塗装した塗膜が

剥れているのが確認できます。

コロニアル屋根塗膜の剥れ

拡大するとこの様な状況です。

コロニアル屋根塗膜の剥れ

何故このように前回塗装した塗膜が剥れてしまっているのでしょうか?

考えられることは、高圧洗浄時にしっかりと汚れや劣化した旧塗膜を

除去していなかった可能性がある。

シーラーの塗布量の不足等が考えられます。

屋根の塗料のカタログには、「シーラーは、ぬれ感が出るまでを目安にしてください。

素地への吸い込み箇所がある場合は、その部分を増し塗りしてください。

また、シーラー乾燥後ガムテープで基材のはがれがないかチェックし、

はがれがある場合は再度シーラーを塗布してください。」

と明記されています。

本来であれば上塗りを塗り隠れてしまう下塗りこそ、しっかりと行わなければなりません。

この状態で塗り替えてもまた剥れてくる可能性が考えられますので、

ひと手間掛けなければなりません。

先ずは、浮いた塗膜を電動サンダーで除去していきます。

屋根サンダーケレン

部分的ではなく、全体的に剥がれている為労力も時間もかかります、

その分コストもかかります。

コロニアル屋根サンダーケレン

電動サンダーで浮いている塗膜を除去してから、高圧洗浄を行い

通常の塗装作業の工程に入っていきます。

先ずは高圧洗浄

屋根高圧洗浄

続いてはシーラーの塗装

コロニアルシーラー

シーラー塗装後に縁切り部材「タスペーサー」を挿入して

タスペーサー挿入

上塗り1回目の塗装

パワーシリコンマイルド2

塗り重ね乾燥時間をしっかりと確保してから、上塗り2回目の塗装を行い

パワーシリコンマイルド2

屋根の塗装の完了です。

コロニアル屋根塗装

前回の塗り替え時にきちんとした施工がなされていれば、今回の様に電動サンダーで

浮いた塗膜を除去する作業は発生しませんでした、

その分お施主様には費用が掛かってしまいます。

特に屋根の上などは通常ではあまり見る事が出来ない部位になり、

お施主様も気にならない部分かも知れませんが

何のために塗り替えを行うのかを考えれば、普段見えない部位等こそ程、

しっかりとした工事を行わなければなりません。

 

工事後に、お施主様にはアンケートにお答えいただけました。

お客様アンケート

1.弊社をお選びいただく決め手となったことを教えてください

地元(近所)・対応が早かった・説明が分かりやすかった・接客が丁寧だった・過去の実績

雨漏り診断士がいる・建築士がいる に丸印を頂きました。

また、その他の欄に 「情熱が感じられた」 と書いて頂けました。

2.工事が終わって見て、ご感想はいかがですか?

ていねいな説明通り、1つ1つの工事をていねいにしていただきありがとうございました。

前回の業者さんとは比べ物にならない ていねいなお仕事をしていただき感謝です。

3.(もし別件で必要が出来た時は)また弊社にお願いしても良いと思われますか?

はい に丸を頂き、コメントに「是非お願いします」と書いて頂けました。

4.お知り合いやご近所に弊社を進めても良いと思われますか?

これからも 抜群の高い基準をめざされていらっしゃると存じます。

顧客をあっと驚かせるようなお仕事をこれからもなさっていかれることを

御祈念させていただきます。

本当に良い御縁をいただきありがとうございました。

これからも我が家のホームドクターの一員として

きずなを結んでいただけることを望んでおります。

 

暖かい言葉を頂き、こちらこそ感謝いたします。

頂いた言葉に恥じないような工事をこれからも進めてまいります。
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

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動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。

屋根の塗装をすると雨漏りを引き起こす?

雨漏りの事前確認でお伺いすると、今まで雨漏りなどしていなかったのに、

屋根の塗装をしてから雨漏りがするようになったと、うかがうこともあります。

塗装をすることで、雨漏りを引き起こすことがあるのでしょうか?

スレート瓦(コロニアル等)を劣化から守る為に塗装を行います。

市川市北国分の建物で、経年経過して塗り替える前の屋根の状態

屋根塗替え前

新築時のスレート瓦は、上下の重なり部分には隙間が空いている為、

スレート瓦内に浸入した雨水はこの隙間から排水されます。

塗替え前のコロニアルの重なり

塗装を行うことでこの隙間内に塗料が入り、上下の重なりに隙間が無くなります。

 

では、このスレート瓦はどのように葺かれているのでしょう。

下図のようにスレート瓦は、水下から重ねて葺いていき、横も突き付けて葺いてあります。

コロニアル葺き替え

この様に横は突き付けてあります。

スレート瓦葺き替え

拡大するとこんな感じです。

コロニアル葺き替え

スレート瓦を止めている釘と上から重ねてあるスレート瓦の間隔は

コロニアル釘の位置

おおよそ6cm~7cm程度かぶっています。

スレート瓦の釘の位置

塗装が終わった後の状態はこのようになります。

スレート瓦塗装後

縁切り部材の「タスペーサー」を挿入してあり、塗装後には縁切りがされています。

縁切り部材タスペーサー

どのように挿入するかというと

タスペーサー挿入前

上図の様な縁切り部材を重ね部に挿入します。

タスペーサー挿入中

上下の重なり部を皮すき等で少し持ち上げて挿入します。

タスペーサー挿入後

挿入後はこのように小口だけが見えている状態になります。

ここで上記の様な「縁切り部材」が挿入さえていないと、塗装後にコロニアルの

上下の重なり部分に塗料が入り込みます。

突き付けの部分からコロニアル内に浸入した雨水は、上下の重なりから排出されようとしますが

塗料が詰まっている為に排出できず、コロニアルの裏側に溜まり、釘の位置まで

水位が上がってきてしまいます、すると釘はアスファルトルーフィングを貫通して

野地板に留めていますので、屋根裏に雨水が浸入していき、雨漏りの原因の

一つとして考えられる現象を引き起こします。

この縁切り部材の挿入をしないで、屋根の塗装をすると雨漏りを引き起こす

原因になることがご理解いただけるかと思います。

ただ塗装をするだけではなく、雨漏りさせない様な予防保全も考えた塗装を

行うことが必要になります。

屋根はただ塗装するだけでは、雨漏りの原因を引き起こすことにもなりかねません。

市川市の外壁塗装のご相談は、高松工業(有)へ

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