ウレタン防水 通気緩衝工法 柏市しいの木台

柏市しいの木台の建物の、ルーフバルコニーでの、ウレタン防水通気緩衝工法の作業の様子をユーチューブにてご紹介しております。

「ウレタン防水 通気緩衝工法 柏市しいの木台」

 

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
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【雨漏り診断士の観点】アルミ手摺の柱から防水層の裏側に雨水が廻ることもあるのです。

朝日新聞他が運営する「マイベストプロ 千葉」に高松洋平のコラムが掲載されました。

【雨漏り診断士の観点】アルミ手摺の柱から防水層の裏側に雨水が廻ることもあるのです。

よろしければご覧ください。

ベランダ防水からの雨漏り

葛飾区柴又のお客様から、室内の天井から雨漏りがしているということでご相談を頂きました。

この天井部から雨水が浸出してくるとの事

天井からの雨漏り

垂れてきた雨水が壁を伝って床まで落ち、階段に雨水が溜まってしまっている状態です。

床に水が溜まる

漏ってきている真上はベランダになっています。

ベランダに出てみると、防水の下の床の合板が朽ちて凹んでしまっている状態です。

ベランダ床が朽ちている

ベランダからの雨水の浸入が大きな原因と思われますが、

垂直面からの雨水の浸入の可能性も捨てきれません。

打合せを重ねて、散水調査は行わず、まずベランダの床の防水を行い、

それでも漏ってくるようならば、垂直面を確認するという方針で工事を計画しました。

床面が原因の一つと考えられますので、散水調査を行うにも

床が原因なのか、壁面が原因なのか特定することが難しくなります。

床の防水をしっかりと直して、床は原因ではなくなったと確認して、更に漏ってくるようならば

垂直面の原因を探して行くという方針です。

 

先ずは朽ちてしまっている床の合板を撤去し、

ベランダ床撤去

新規下地を貼っていきます。

床合板張り

入隅部分もシーリング材を充填してから、

入隅シーリング

コーナー材を取り付けます。

入隅コーナー材取付

これで、防水の下地の完成です。

床合板貼り

この後は通常のウレタン防水通気緩衝工法の防水工事を行っていきます。

先ずはプライマーの塗布

ウレタン防水プライマー

通気マットを敷いて

ウレタン防水通気マット

立上り部や端部はメッシュを入れて厚みを確保します。

立上りメッシュ

その後はウレタンを塗布して、トップコートを塗り防水工事は完了です。

ウレタン防水

ウレタン防水

工事後には、お引渡し前検査を行い、施工面から漏ってこない事を確認します。

お引渡し前検査

1時間半水を溜めた状態にしても天井からの漏水はありません。

天井漏水位置

お引き渡し前検査も無事終了で、足場を解体して工事完了です。

雨漏りは建物1軒、1軒状況は違います、その建物に合った修繕方法を

検討し工事を行っていきます。

雨漏り解決のための最善の方法をご提案してきます。

 

 

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ベランダからの雨漏りその2

前回の「ベランダからの雨漏りその1」からの続きで

今回は防水工事の様子をお伝えいたします、今回も柏市しいの木台の建物です。

下の写真がベランダの工事前の状態です。

ベランダ防水

赤丸付近が雨漏りしている天井の真上部分にあたります。

水下に当りますので、この部分だけ防水を行うことで雨漏りは止められません。

何故かというと、他の部分はモルタルが露出しており、保護モルタル仕上げの

床になっています。この保護モルタルの下に新築時に防水を施し

その防水が紫外線などの劣化の原因となる影響を受けにくくするために

モルタルで保護している工法です。

このモルタルは、雨で濡れると濡れ色に変わります、ということは

モルタルは水分を吸収しています、赤丸部分のみモルタルの上から防水をしても

防水した部分の際(きわ)や境部分から防水の裏に水が廻ってしまいます。

防水した面の外からは水に強いですが、防水の裏から水が廻ってしまえば

防水の意味がなくなってしまいます。

ましてや漏っている箇所が水下になっており、ベランダの水は排水する為に

この部分に集中してきます。

工事範囲としては、ベランダ全体を防水することで雨漏りを解決する方針でご提案いたしました。

 

ここからは防水工事の様子になりますが、今回はウレタン防水の通気緩衝工法で行います。

先ずはベランダの床面をワイヤーブラシでこすり、汚れを取っていきます。

ベランダ床ケレン

本来であれば、高圧洗浄を行い汚れを除去していきたいところですが

床面が原因で雨漏りしていて、原因の部位が水下に有る為、高圧洗浄ではなく

時間をかけてワイヤーブラシで汚れを取っていきます。

ベランダ床清掃

床面は思っている以上に汚れが付着しています。

新築時にモルタルの割れを防止する為に設けている、エラスタイトを撤去して

エラすタイト撤去

この目地を新たに防水を行う際の脱気目地として活用していきます。

脱気目地

目地にはバックアップ材を挿入し、プライマーを塗った後にシーリング材を充填します。

通気マット

ボンドを塗りながら、通気マットを敷いていきます。

脱気シート

この後マットとマットのジョイント部分をテープで貼り

先程の目地の上に脱気筒を取り付けています。

脱気筒取付

通気マットの目止を行い

通気マット目止

脱気シート目止

立上り部分はメッシュを貼って防水の肉厚を確保します。

立上りメッシュシート

この目止を行てから、ウレタンの1層目を流します。

ウレタン1層目

ウレタンの1層目が乾いてから、今度は2層目を流します。

ウレタン2層目

ウレタンの2層目が乾いてから、トップコートを塗装して

トップコート

ウレタン防水通気乾燥工法の防水の完了です。

ウレタン防水通気緩衝工法

ウレタン防水の密着工法を選択せず、通気緩衝工法を選択した理由としては

既存の床のモルタル内に残ってしまっている水分が、太陽の熱で熱せられ

水蒸気になります、その水蒸気が防水の下でどこかに出ようとして、

防水を押し上げてしまいます。

密着工法ではこれが膨れの原因になりますが、通気緩衝工法では

通気マットや脱気目地にを通って、脱気筒から排出できる仕組みになっていますので

防水が膨れる心配はありません。

この様な理由で今回はウレタン防水の通気緩衝工法での施工となりました。

確かに密着工法の方が金額的には安価ですが、この状況の防水工事では

工事後に膨れてくる可能性がリスクとして残ります、金額的には高価ですが

何のために防水をするのか、工事後のリスクはどう考えているのか

総合的に判断して、工法を選定することが重要になってきます。

柏市の雨漏りのご相談は、雨漏り110番松戸店へ

 

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