本日の塗装・雨漏り修繕 2016/12/17(土)

・船橋市印内 アパート3棟 外壁塗装・屋根塗装工事(塗装工事)

・板橋区東坂下 雨漏り修繕工事・外壁塗装・屋根塗装工事(引渡し前検査)

・流山市後平井 鉄骨造ALC2階建て 雨漏り修繕工事(足場解体)

・松戸市緑ヶ丘 戸建て 雨漏り修繕及び外壁塗装(左官工事)

・市川市富浜 マンション 雨漏り再現調査(散水調査)

ベランダの下の部屋の雨漏り  その2

前回は松戸市幸谷の建物の雨漏りしている箇所を室内から確認して、

その後に外部の疑わしい部位を確認しました。

前回のお話は「ベランダの下の部屋の雨漏り  その1」でお伝えしております。

今回は外部の疑わしい部位へ散水を行い、仮説を立てた疑わしい部位から

実際に雨水が浸入しているのかを確認していきます。

先ずは一番水下(みずしも)の排水口廻りに散水を行い確認していきます。

排水口への散水

すると室内に浸出してきました、

天井から雨水浸出

仮説で立てた排水口部の口が開いている部位から雨水は浸入していることが確認できました。

続いて、更に上の笠木のと手摺の取合い部分に散水を行います。

この時に下の排水口に水が掛からないように配慮をしないと、排水口部からの浸入なのか?

笠木部からの浸入なのか?分からなくなってしまいます、

どこが原因なのかをはっきりさせないと、工事範囲も変わってきてしまいます。

実際に笠木に散水を行うと、

笠木への散水調査

室内に浸出してきました、もちろん排水口部には水が廻っていないことは確認しています。

天井からの漏水

廻縁に沿ってシミ跡もあることから、笠木と外壁の取り合い部にも散水を行います。

笠木と外壁の取合い散水

ここからも室内に浸出してきました、

天井からの雨漏り

天井に付いているシミ跡に沿って浸出してきていますので、

笠木と外壁の取合い部も雨水浸入の原因部位となります。

原因が分かった後は工事の範囲や方針を検討していきます。

工事の方針としては、ベランダの床の防水工事、アルミの笠木を一時取り外し、

手摺壁内側のサイディングを剥します。

但し、ベランダ内側のサイディングはすべて剥さざるを得ません、

現在貼って有るサイディングの厚みが12mmです、12mmのサイディングが現在無い為に、

14mmのサイディングで復旧します、すると笠木の大きさが変わってしまうので

ベランダの内側はサイディングの貼り替え、アルミの笠木も大きさを大きくして

新規に取替になります。

 

次回は雨漏り修繕工事の様子をお伝えします。

 

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。

手摺壁と笠木の取り合い部から雨水浸入

松戸市胡録台での散水調査の事例です。

1階の天井と壁のクロスが剥れてきており、雨漏りではないか?と言うご相談でした。

天井壁のクロスのはがれ

壁のクロスを捲ってみるとボードには黒いカビの様な跡が発生しています。

ボードのカビ

この症状が出ている上はバルコニーになっており、排水のドレンの近くです。

漏水部位真上の状況

見たところ特に不具合を生じている所は見当たりません。

先ずは排水口を塞ぎ、床に水を張り貯水してみます。

貯水検査

階下の天井や壁には何の変化も表れません。

散水調査

塩ビシート防水と手摺壁の取合いや、オーバーフロー管の周囲に散水を行いましたが、

階下の天井や壁には何の変化も現れませんでした。

続いて、アルミ笠木と手摺壁の取合い部に散水を行いました。

散水調査

するとすぐに、壁から水が垂れてきます、シミの跡と同じ位置が濡れてきました。

天井から雨漏り

散水した部位をよくよく確認すると、

手摺壁の版間の目地とアルミ笠木の取り合い部にわずかなすき間が有ります。

手摺壁隙間

この隙間から雨水が浸入し、今回の雨漏りを発生させていました。

下から覗かないと分からない隙間です、この様なわずかなすき間から浸入した雨水でも

雨漏りの原因となってしまいます。

施工時には注意したい部位になります。

 

 

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天井や壁のクロスの黒染みは雨漏りの可能性も考えられます。その2

前回は松戸市小金原の建物で、天井を開口し雨染みの跡があることを確認しました。

「天井や壁のクロスの黒染みは雨漏りの可能性も考えられます。」

実際に疑わし部位に散水を行い、雨水の浸入位置を特定していきます。

シミ跡がある部位の真上は2階のベランダでサッシが取り付けられています。

サッシがあることにより、壁内のアスファルトフェルトの連続性は断たれていますので

サッシと外壁の取合い部分は疑わしい部位として考えられます。

サッシ廻り散水調査

10分程度で雨漏りが再現されました。

雨漏り再現

供給した水がしたたり落ちるのが収まってから、次の疑わしい部位を調べていきます。

先程は外部から見てサッシの左側を調べましたが、次はサッシの右側を調べます。

サッシ廻り散水調査

本来であればサッシ枠と外壁の取合いで調査し、物干し掛けの付け根部で調査をし、

分けて考えたいところですが外壁がジョリパット仕上げになっており、

別々に水が掛からないように調べることが困難です、

また、サッシ縦枠と物干し掛けが接近している為、修繕工事を行う際には

物干し掛けの根元部分まで壁を解体せざるを得ない位置関係にありますので、

サッシ縦枠と外壁の取合い及び物干し掛けの付け根部を同時に散水し、

雨水浸入位置かどうか調べていきます。

20分程度で雨漏りが再現してきました。

天井裏雨水浸出

最初のサッシの左側は漏っている部位の直上です、

サッシの右側は約1.8m浸出位置よりずれています。

もちろんサッシの上端がつながっておりますので、

上端を伝って左に水が移動しないような措置は講じています。

直上ではない部位からも雨水は浸入して、浸出する部位は同じところとなります。

サッシの左側に散水を行い、浸出したからと言ってそこで調べることを止めてしまっていれば

工事後にまた同じところから雨水が浸出してきたかもしれません。

どこが原因なのか、原因は1箇所だけなのかしっかりと調査をしなければ、

雨漏りの再発の危険性を含んだままになってしまいます。

もちろんこの後に、ベランダの床に水を張り、防水に不具合が無いか確認して調査は終了です。

ベランダ床貯水調査

ベランダ床に1時間半水を溜めておきましたが漏れてはきませんでした。

雨漏り確認

もし仮にベランダの床に水を溜めた時にも水が浸出してきたならば、床の防水工事を行い

漏ってこない事を確認して、更にサッシ枠と外壁の取合い部に再度散水を行い

漏って来るのか、漏ってこないのかを確認して工事範囲を決めていきます。

今回は10分~20分程度で、雨漏りの再現することが出来ましたが、

1時間半経ってから再現する時もあります、原因究明には時間がかかる場合もあります。

 
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
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【雨漏り診断士の観点】外壁のひび割れからの雨漏り その2

朝日新聞他が運営する「マイベストプロ 千葉」に高松洋平のコラムが掲載されました。

「【雨漏り診断士の観点】外壁のひび割れからの雨漏り その2」

外壁のひび割れからの雨漏りの散水調査の事をお伝えしています。

よろしければご覧ください。