朝日新聞他が運営する「マイベストプロ 千葉」に高松洋平のコラムが掲載されました。
【雨漏り診断士の観点】隠れてしまう所こそしっかりとした防水工事が必要です。
よろしければご覧ください
前回の「天窓からの雨漏り その1」に続き、
今回は天窓を撤去して防水工事を行っている工事のお話です。
今回も鎌ヶ谷市道野辺中央の建物です。
取り付けてある天窓を
撤去します。
穴の開いた床に合板を貼り
補修を行い、
防水工事を行っていきます。
既存の防水がFRP防水の為、電動サンダーで表面を研磨し
プライマーを塗装して
通気マットを敷いていきます。
立上りと床のラップする部分にはメッシュを貼り補強し、防水材の厚みが確保できるようにします。
メッシュが隠れる様に厚みを付けていきます。
全体にウレタンを流していき
ウレタンを2層塗り
保護塗装(トップコート)を塗って完了になります。
保護塗装(トップコート)塗装後
色々な事情があるとは思いますが、基本的に建物の水平面(屋根・屋上床・ベランダ床等)は
雨を多量に受ける部位になります。そこにトップライト(天窓)等が取り付けられていると
連続性を持った防水層を切って設置せざるを得ない為、
その周囲は弱点になりやすい部位になります。
きちんと雨仕舞を考えて施工していても、経年経過した後に不具合が出てくることも考えられます。
取り付ける際には、熟考して後々の事を考えてみる必要もあります。
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ http://www.takamatsu-kogyo.com
松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。
松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。
鎌ヶ谷市道野辺中央のお客様から、天窓(トップライト)から雨漏りがしている
との事でご相談を頂きました。
このお部屋の天窓(トップライト)から雨漏りがしているとの事です。
赤外線サーモグラフィーで周辺の表面温度を測定すると
天井と壁の境部分や壁の入隅部分は温度が低くなっているのが確認できます。
水分計で天井の含水率を確認すると、本来は含水率は0.0%のところ、
若干数値は上がっています。
次に外部の天窓部分を確認します。
ベランダの床に天窓が取り付けてある状態でした。
しかも付近には排水口もあり、この天窓は水下(みずしも)に位置しています。
雨が降ると排水口に向かって雨水は流れてきます、その途中に天窓が有り
雨水の流れを受け止めるような位置に取り付いています。
また、この天窓を補修した前の業者さんは、どうしてこのようなことをしたのか分かりませんが
角の部分の納まりが、通常の状態ではありませんでした。
アルミのアングルは寸足らずの状態ですし、
四隅のコーナー部分は室内で使うソフト幅木を取付て、端部をシーリングで塞いである状態です。
水下に位置している天窓でこのような納まりではいくら修繕しても雨漏りが止まるはずが有りません。
これではお客様がかわいそうです。
ここでお客様には申し訳ないのですが、本来ベランダの床は、
雨水を多く受け止める水平面になっています。
その水平面は防水で連続した膜を形成して、雨水を室内に浸入させない様にしています、
その連続した膜を切って、天窓を取り付けておりますので、天窓の周囲は劣化すれば弱点になります。
屋根に天窓を付けるならまだしも、ベランダの床に天窓を取り付けるのは避けた方がいいです。
お客様とはご相談を重ねて、天窓をのある状態で雨漏りの修繕工事を行うのか?
天窓をつぶして、本来の防水の機能を備えたベランダの床にするのか?
ご選択をしていただくことになりました。
私の考えは、水平面にこのように天窓があることは、
後々雨漏りが再発するリスクが高いという事をお話しさせていただきました。
結果は、天窓をなくして、雨漏りがしない生活の方がいいということになり、
その方向で工事を行うこととなりました。
次回は天窓を撤去して、防水工事を行っている状況をお話しさせていただきます。
鎌ヶ谷市の雨漏りのご相談は、雨漏り110番松戸店へ
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前回のRC造 屋上防水からの雨漏り その1 に引き続き
ここからは雨漏りを止める為に屋上防水の工事を行います。
今回も船橋市東町の建物です。
先ずは立上り端部のフラットバーの撤去から始まります。
既存のドレンを撤去して改修用のドレンを取り付けます。
改修用ドレンの取付
ジャバラ部分はしっかりと下を向くように調整し差し込みます。
補修貼りを行いこの部分からは雨水が浸入しないようにします。
膨れ部分は切開してあぶり戻しを行います。
アスファルトルーフィングのトーチ工法にて積層してきます。
ドレン廻りも重ねて貼っていきます。
立上り部もラップをさせて納めていきます。
この後の工程は保護塗装を行っていきます。
保護塗装を行い、
保護塗装が終わり防水工事の完了です。
お引き渡しをする前に、再度貯水調査を行い
漏ってこない事を確認してから、工事完了でお引渡しになります。
雨漏り再現調査を行った物件では、工事完了後にお引渡し前検査を行い
工事箇所から漏ってこない事を確認してからお渡ししております。
雨漏り再現調査で、漏って来た時間以上の時間を費やして漏ってこない事を確認します。
この様な手順を踏むことで再発しにくい工事をご提供しております。
「漏水箇所事前調査」「雨漏り再現調査」「お引渡し前検査」を行い、安心をご提供いたします。
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船橋市東町のRC造5階建てで、5階の天井から雨漏りがしているということでご相談を頂きました。
過去に何回か修繕を行っているが、いまだに解決していないとの事、そのために
室内の天井は開口されており、天井裏を確認する事が出来ます。
雨水が浸出してくる室内側のひび割れを、シーリング材で塞いでいる工事跡も確認できます。
雨水が浸出しているひび割れをいくら塞いでも、解決には至りません。
基本的には外部の雨水が浸入する部位を修繕しなければ、出口をいくら塞いでも
他の部位から雨水が浸出してきてしまいます。
実際に屋上に水を溜めて調査を行うと、
下の写真の様に雨漏りが再現してきます。
本来であれば、屋上の全面の防水工事が望ましいのですが、
今回は部分的に防水を行う計画で進めていきます。
もちろん部分的では改善できない場合もあり、
全面の防水工事をお勧めすることもありますが今回は部分的の改修です。
雨漏りの修繕方法は、原因の特定が重要になります、原因が何処か分からずに
工事を行い、再度同じところから漏って来たという話はよく聞きます。
時間が掛かり、建物の持ち主の方もやきもきなさるかもしれませんが、
原因を特定して何処を直せばこの雨漏りが止まるということが分かったうえで、
工事を行うことが重要です。
(鉄骨造ALCの外壁からの雨漏りでは、調査をしない場合もあります、原因を突き止めても
例えば1階で雨漏りしていても、原因が2階からの場合もありますし、
その上が原因の場合もあり複数から浸入して、出口は一つの場合もあります。
その時は調査をせずに縦の系列で改修を行わざるを得ないからです)
次回は工事のから、完成引き渡しまでをお話しします。
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
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