天井や壁のクロスの黒染みは雨漏りの可能性も考えられます。その2

前回は松戸市小金原の建物で、天井を開口し雨染みの跡があることを確認しました。

「天井や壁のクロスの黒染みは雨漏りの可能性も考えられます。」

実際に疑わし部位に散水を行い、雨水の浸入位置を特定していきます。

シミ跡がある部位の真上は2階のベランダでサッシが取り付けられています。

サッシがあることにより、壁内のアスファルトフェルトの連続性は断たれていますので

サッシと外壁の取合い部分は疑わしい部位として考えられます。

サッシ廻り散水調査

10分程度で雨漏りが再現されました。

雨漏り再現

供給した水がしたたり落ちるのが収まってから、次の疑わしい部位を調べていきます。

先程は外部から見てサッシの左側を調べましたが、次はサッシの右側を調べます。

サッシ廻り散水調査

本来であればサッシ枠と外壁の取合いで調査し、物干し掛けの付け根部で調査をし、

分けて考えたいところですが外壁がジョリパット仕上げになっており、

別々に水が掛からないように調べることが困難です、

また、サッシ縦枠と物干し掛けが接近している為、修繕工事を行う際には

物干し掛けの根元部分まで壁を解体せざるを得ない位置関係にありますので、

サッシ縦枠と外壁の取合い及び物干し掛けの付け根部を同時に散水し、

雨水浸入位置かどうか調べていきます。

20分程度で雨漏りが再現してきました。

天井裏雨水浸出

最初のサッシの左側は漏っている部位の直上です、

サッシの右側は約1.8m浸出位置よりずれています。

もちろんサッシの上端がつながっておりますので、

上端を伝って左に水が移動しないような措置は講じています。

直上ではない部位からも雨水は浸入して、浸出する部位は同じところとなります。

サッシの左側に散水を行い、浸出したからと言ってそこで調べることを止めてしまっていれば

工事後にまた同じところから雨水が浸出してきたかもしれません。

どこが原因なのか、原因は1箇所だけなのかしっかりと調査をしなければ、

雨漏りの再発の危険性を含んだままになってしまいます。

もちろんこの後に、ベランダの床に水を張り、防水に不具合が無いか確認して調査は終了です。

ベランダ床貯水調査

ベランダ床に1時間半水を溜めておきましたが漏れてはきませんでした。

雨漏り確認

もし仮にベランダの床に水を溜めた時にも水が浸出してきたならば、床の防水工事を行い

漏ってこない事を確認して、更にサッシ枠と外壁の取合い部に再度散水を行い

漏って来るのか、漏ってこないのかを確認して工事範囲を決めていきます。

今回は10分~20分程度で、雨漏りの再現することが出来ましたが、

1時間半経ってから再現する時もあります、原因究明には時間がかかる場合もあります。

 
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。

天井や壁のクロスの黒染みは雨漏りの可能性が考えられます。

実際に雨漏りがしているのか分からないけれども、天井のクロスの中が黒ずんでいる

ので雨漏りではないかと心配している、と言うご相談も頂きます。

今回は松戸市小金原の建物です。

天井の黒染み

上図の様に天井のクロスの中が黒ずんでいます。

実際には、具体的な現象が起きていない場合などは判断に困ることが有りますが、

天井が濡れてきたり、天井裏でポタ、ポタと音がする等の具体的な現象を確認されていて

尚かつその症状が雨の降っている時に起こる、と言うのであれば雨漏りの可能性が非常に高いです。

その時には、天井裏を確認できるように天井を開口したり、点検口を取り付けて状況を確認します。

雨漏り確認天井開口

実際に天井を開口すると、天井材のすぐ上には断熱材が敷き詰められている場合が多く

雨水の浸入が少量の場合などは、断熱材の上に雨水が溜まって、下まで落ちてこないので

具体的な現象にならない場合もあります。

断熱材をよけて、天井裏を確認すると、梁等にも雨染みの跡が残っていれば

天井裏雨ジミ

雨漏りしていると考えられます。

そうなると次はどこが原因で雨水が浸入してきているのか、

雨漏り再現調査(散水調査等)を行い、雨水浸入位置を特定していく作業に移ります。

 

次回は雨漏り再現調査の様子をお伝えしていきます。

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。

瓦屋根の漆喰

瓦屋根の漆喰を上から増し塗りをしている現場に多く出会います。

のし瓦とのし瓦の隙間に入った雨水を漆喰の手前で排水させるように、しているのですが

漆喰を増し塗りしてしまっては、その増し塗りした漆喰の裏に雨水が廻ってしまします。

松戸市岩瀬の建物の事例です。

漆喰の増し塗り

写真の白い部分が増し塗りされています。

拡大すると下の写真の様にもともとグレーの漆喰が塗られていた上に、

白い漆喰を塗り重ねています。

漆喰増し塗り

また、瓦を撤去してみると、屋根の防水シートが立ち上がっていない状態になっています。

確かに勾配が有り瓦が半分被っていればこの部位から雨水が浸入することは

少ないと思われますが万が一雨水が浸入したら、

ここから部屋の中に雨水は入ってしまいます。

立上っていないアスファルトルーフィング

瓦を復旧する際には、防水シートを立ち上げて、万が一土居のし瓦の裏に雨水が廻っても

建物内に雨水が浸入しないようにしておきます。

防水シート立ち上げ

のし瓦を積む前の状態

のし瓦を積む前

のし瓦を積んで銅線で結んで完成です。

土居のし瓦復旧

雨漏りは隠れてしまう所程こそしっかりと施工しておかなければなりません。

 

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。

【雨漏り診断士の観点】外壁のひび割れからの雨漏り その2

朝日新聞他が運営する「マイベストプロ 千葉」に高松洋平のコラムが掲載されました。

「【雨漏り診断士の観点】外壁のひび割れからの雨漏り その2」

外壁のひび割れからの雨漏りの散水調査の事をお伝えしています。

よろしければご覧ください。

鉄骨造の外壁からの雨漏り 防水塗装

前々回の「鉄骨造の笠木からの雨漏り」

前回の「鉄骨造の外壁からの雨漏り 下地補修」に続いて

今回は防水塗装についてお伝えします。

今回も台東区橋場の建物です。

防水塗装の前に、雨漏りを引き起こしやすい、浅型のベントキャップを

深型のベントキャップに取り替えます。

ベントキャップ浅型

既存の浅型のベントキャップを撤去し

ベントキャップ撤去

深型のベントキャップに取り替えます。

深型ベントキャップ

本来浅型のベントキャップは準外部(マンションの開放廊下の様な外部だが、

常に雨に晒される場所でない部位)で使用されますが、

常に雨の掛かる外部で使用されているケースが多く見受けられます。

風を伴い外壁にたたきつけられるような雨天時には、

この部分から雨水が浸入する可能性が有る為に、危険を回避しておきます。

ここからは外壁の防水塗装です。

外壁の汚れや劣化し脆弱した旧塗膜を除去するために高圧洗浄を行います。

外壁高圧洗浄

今回は防水塗装を行いますので、工程はシーラー1回塗り、

高弾性防水塗材(多孔質ローラー使用)を2回塗り

トップコートは耐候性を考慮してフッ素仕様をお選びいただきましたので、

弾性フッ素中塗り1回、弾性フッ素上塗り1回塗りの計5回塗の工程になります。

先ずはシーラーの塗装、シーラーは透明の色彩です。

透明シーラー塗装

続いて多孔質ローラーにて高弾性防止塗材の1回目の塗装

高弾性防水塗材1回目

塗り重ね乾燥時間を確保してから、再度多孔質ローラーにて高弾性防水塗材の2回目の塗装

高弾性防水塗材2回目

ここでも塗り重ね乾燥時間を確保してから、弾性フッ素の中塗りを行い

弾性フッ素中塗り

弾性フッ素の上塗りを塗装して

弾性フッ素上塗り

足場を解体して完了です。

塗装後

鉄骨造ALC版貼りの外壁は、止水を目地のシーリング材や

サッシ廻りのシーリング材に頼っています。

また、ALC版自体にひび割れが有れば、その部分から雨水は浸入しますので

塗装をする前の下地処理が重要になります。また今回の防水塗装の様に

高弾性の防水塗材を塗装することにより、今後新たに発生するひび割れにも

追従してくれます。

雨漏りは塗装をするだけでは止まりません、トータルで考えていかなければならないのです。

台東区の雨漏りのご相談は、雨漏り110番松戸店へ

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
☆フリーダイヤル 0120-110-826
☆雨漏りホームページ http://amamori-matsudo.jp/
☆塗装ホームページ  http://www.takamatsu-kogyo.com

松戸市役所及び支所内のTVモニターにて
動画広告を放映しております。

松戸市生活カタログ市民便利帳のP181もご覧ください。
地元松戸市の財源確保に微力ながら貢献させて頂いております。