そこだけ直しても、また雨漏りするかもしれませんよ!
鉄骨造ALCの建物の雨漏り 江東区
鉄骨造で外壁がALCの上に塗装仕上げが施されている建物での雨漏りです。
エントランスの天井から、雨が垂れてくるとの事で、 天井には照明器具があり、漏電が心配と考えておいででした。
漏れている所のすぐ上は、床になっていますので梯子を使い、じっくりと確認していきます。
2ヶ月くらい前にも雨漏りがしてきており、床とALC版の境にシーリング材を充填する工事を行なって 一時は雨漏りしなくなったそうですが、また再発してきたそうです。
シーリングを充填した部分より高い位置には、版間の目地にひび割れが発生しており、ALC版自体にもひび割れがあります。 また、サッシ廻りのシーリングも切れている状態で、雨水の浸入が想定できます。
版間の目地のひび割れ
ALC版自体のひび割れ
サッシ廻りのシーリングの切れている状態
また、ALC版がひび割れている部分を、水分計にて含水率を測ってみると「3.5%」を表示します。
割れていない部分では「0.0%」の表示になっており、ひび割れ部分には若干の水分が含まれている可能性が考えられます。
鉄骨造のALC版の上に塗装仕上げをしている外壁は、上記の様な状態では雨水は建物内に浸入してしまいます。
言い換えれば、1次防水でしっかりと、雨水の浸入を防がなければ、建物内に雨水は入り込んでしまうのです。
また厄介なことにALCの外壁では、目視できる範囲や手の届く範囲のひび割れ等を修繕したとしても、更に上部からも雨水は浸入してきてしまいます。 鉄骨造ALCの外壁では、縦の範囲で修繕を行わなければ、再発してしまう可能性があるということなのです。
雨漏りのパターンとして、【複数浸入雨漏り】があります。
【複数浸入雨漏り】とは、原因となる雨水浸入位置が複数箇所であり、雨水浸出位置が1箇所の雨漏りのこと
今回の雨漏りも、2ヶ月前に行った工事部分からも雨水は浸入していて、他のひび割れ部分からも浸入している 複数浸入雨漏りのパターンが考えられます。更に、目視では確認できない高い位置からも雨水が浸入している可能性も考えられますので 縦の範囲で工事を行なう計画を立てなければ、雨漏りは解決しないと考えられます。
雨漏りを再発させない為に、工事範囲を決めて、ご提案していくことが重要になってきます。
雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、 松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
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