雨漏り再現調査(散水調査等)の必要性・重要性

雨漏りが確認できる箇所で多い箇所の一つが、

サッシからの雨漏りです。

ただし、サッシから雨漏りをしているのは確認できますが

雨の浸入箇所は建物によってまちまちです。

ある程度はパターン化されております、

1.雨水浸入位置が1箇所で雨水浸出位置が1箇所と言うパターンを

【単一雨漏り】 浸水経路式で表すと [ a>AL<b ]となります。

2.雨水浸入位置が複数箇所で、雨水浸出位置が1箇所のパターンを

【複数浸入雨漏り】 浸水経路式で表すと [ a・b・c>AL<d ]となります。

3.雨水浸入位置が1箇所で、雨水浸出位置が複数個所のパターンを

【複数浸出雨漏り】 浸水経路式で表すと [ a>AL<b・c・d ]となります。

4.単一雨漏りと複数浸入雨漏りと複数浸出雨漏りが複雑に混ざり合った状態のパターンを

【創発雨漏り】 浸水経路式で表すと [ a・b・c>AL<d・e・f ]となります。

*浸水経路式中の「AL」はalongの略で、意味としては「~を通って」と言うことです。

この様に、サッシから雨漏りがしていると言っても、どのパターンの雨漏りなのかを

雨漏り再現調査などを行い、雨水の浸入口をしっかりと特定して、

その浸入口を修繕しなければ雨漏りの解決には至りません。

また、調査時においても、1箇所から雨漏りの再現が出来たからと言って

それで調査を止めてしまっては、複数から浸入している雨漏りの場合

修繕工事を行っても、雨漏りの解決に至らないことがあります。

雨漏りは原因を特定することが、修繕する事よりも重要になりますので

しっかりと雨漏り再現調査(散水調査など)を行い、原因を特定しなければなりません。

最近では、「雨漏りの再現調査を無料で行います」などと言う、お客様に興味をひかせる

キャッチコピーをよく目にしますが、これは、原因が分からなくても、無料なので

と言って逃げ口上に使われる場合もあります。

しっかりと調査費用を頂いて調査をする場合は、原因が特定するまで

逃げることは出来ません。責任を持って原因を特定しなければ、その会社の

信用が失われてしまいます。

ですから「雨漏りの再現調査を無料で行います」などと言う言葉に紛らわされないで

しっかりとした業者をお選びいただくことが、雨漏りの調査・修繕工事では重要になります。

 

 

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