松戸市胡録台での水分計を使用して調査を行っている事例です。
木造2階建ての建物の1階の天井からの雨漏りでのご相談です。
雨漏りの工事はしたかったのですが、どちらにお願いしたらいいのか?
また、どのくらい費用が掛かるのか?等が分からず、困っていたとの事でした。
そこで、インターネットでいくつかの業者をピックアップし、
弊社が地元の会社であったことと、ホームページやブログの内容を読んでいても、
一番安心してお願いできそうだったとのことでご連絡を頂けました。
早速お伺いして、雨漏りしている所を確認します。
天井や梁からと複数箇所から雨水が浸出している状態です。
サーモグラフィーにて、天井の表面温度を測定すると、
著しく表面温度が低いところはありませんでしたが、
梁部分は若干温度が低くなっているようでした。
続いて水分計にて、梁部分の含水率を測定してみます。
すると、含水率は「29.5%」を表示します、梁に水分が含まれている可能性が
非常に高い数値です。
サーモグラフィーではここまではっきりと、表面温度の変化は現れませんでしたが
水分計ではしっかりと数値として表示されます。
事前確認にお伺いした時は、前日に降雨がありましたが、
雨漏りはしていない状態だったそうです。
梁から雨水は垂れていませんでしたが、梁の裏に雨水は浸入しいましたが、
雨水の供給量が多くなかったので、梁から垂れてこなかっただけと言うことが、
仮説として立てられます。
手で触って「天井は冷たいような気がする?」と感覚でご説明するのではなく、
水分計の含水率で、この数値になってます、と言ったほうのがより具体的に、示せます。
雨漏りの調査で水分計を使用しているのはあまり見かけませんが、
雨漏りの解決のために有効であるのならば、積極的に使用して、
現在の状態はどのようになっている、と数値で表して行った方が、
より具体的に現状を把握して頂けます。
水分計は調査時には非常に有効な機器と考えられます。
これからも、雨漏りを解決する為に積極的に使用していきます。
この後は、仮説を立てて建物内に雨水が入る所、雨水浸入位置を特定する為に
散水調査を行い、原因箇所を突き止めていきます。
この続きは「散水調査時に水分計は有効に使えるのか?」で解説していきたいと思います。
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