雨漏りの原因になりやすい部位 木造編その1

雨漏りがした場合、その雨水の浸入部位が屋根からでは、と考える方が多くいらっしゃいます。

もちろん、屋根等の水平面は雨が降ると常に雨にさらされる場所になりますので

そう考えても不思議ではありません。

しかしながら、垂直面(外壁面やサッシ廻りやエアコンホースの外壁の貫通部分)から雨水が浸入しする

場合も多いのが現状です。

雨水の浸入箇所を考えるうえで、水平面と垂直面とに分けて考えていかなければなりません。

今回は水平面からの雨水浸入部位についてお話していきます。

木造の建物の水平面で、雨水が浸入してくる箇所で多いのが、屋根及び屋上やベランダの防水面です。

実際には屋根の不具合や防水の不具合といった、面における不具合からの浸入ではなく、

「取合い」と呼ばれる、異種部材との接合部分から浸入してきます。

屋上やベランダの防水などは大きな勾配をとらないため、雨水の滞留時間や水量が多くなる傾向が高くなります。

その為に雨水の浸入の可能性を高めてしまうのです。

例えば、防水の立ち上がりが低く、サッシ下枠などとの取り合い部分に雨が掛かりやすくなり、雨水の浸入を招いたしまったり、

防水工事の前にサッシを先行して取り付けてしまい、取り合い部分の防水が機能していない等という事例もあります。

 

2番目に多い部位が、排水ドレン廻りからの雨水の浸入です。

排水ドレン廻りは、大量の雨水の排出をその部分で担う為に、取合い部分で僅かな不備や劣化がある場合

雨水の浸入の可能性を高めてしまいます。

 

3番目に多い部位は、トップライト(天窓)廻りからの雨水の浸入です。

水平面、垂直面の中で最も多量の雨を受けるのは屋根です。本来であれば屋根仕上げ材の下に葺かれている

アスファルトルーフィング等は連続性を断たないように施工されていなければなりません。

しかしながら、屋根の勾配によって流れる雨をトップライト(天窓)が堰き止めてしまい、多量の雨を

集中して受け止める箇所となります。

アスファルトルーフィングの連続性を断って、取り付けていますのでその接合部分に不具合が有れば

雨のたびに危険にさらされる状態となってしまい、雨水の浸入の可能性が極めて高くなります。

 

この様に水平面において、雨水の浸入部位の多い部分は存在しますが、建物を確認してどの建物も

この多い順に疑ってはいけません。

この多い順番はあくまでも統計ですので、参考にする分には構いませんが、盲信してはいけないのです。

部屋の中でどこから漏って来るのか、どのような状態の時に漏って来るのかを総合的、複合的に判断して

雨水が建物内に浸入してくる部位を探し出さなければなりません。

次回は木造の建物の垂直面からの雨水の浸入位置に付いてお話しいたします。

 

 

雨漏りの調査・修繕工事や外壁・屋根塗装のご相談は、松戸市の雨漏り110番松戸店(高松工業(有))へお気軽にご相談ください。
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トップライト(天窓)からの雨漏り

トップライト(天窓)からの雨漏りも原因箇所としては多い部位になります。

松戸市松戸の建物の事例です。

本来、屋根の仕上げ材の下にはアスファルトルーフィングが敷かれており、

連続性をもって仕上げ材内に入ってきた雨水を排出する役目を担っています。

トップライト(天窓)等を取り付ける為に、この連続性のあるアスファルトルーフィングを切断します。

トップライト(天窓)とアスファルトルーフィングの接点は、弱点になりやすい為慎重に施工していきます。

今回は雨漏りの再現調査(散水調査)を行い、原因箇所を特定していきますが

トップライト(天窓)に散水をして、雨漏りが再現されたからと言って

ここだけが原因とは限りません。

トップライトからの雨漏り

上図のようにトップライトに散水調査をすると

天窓からの雨漏り

このように雨漏りが再現されました。

他の疑わしい箇所にも散水調査を行い、原因がどこなのかを特定してから

修繕工事の方針を立てていきます。

この時、他の箇所からの雨水の浸入が無いのと有るのとでは

工事範囲などが違ってきます、またしっかりと確認していなければ

工事が終わった後で、雨漏りが再発したなどと言うこともありますので

原因を特定することが非常に重要になります。

原因が特定できたならば、工事になりますが、屋根は雨が降ればどんな雨でも

あたります、本当ならば、必ず雨が当たる面は一体にしておきたい部位になります。

わざわざ一体になっているものに穴を開けて、トップライト(天窓)を取り付けるわけですから、

その周囲は弱点になりやすくなります。

今回の工事は、トップライト(天窓)のメリット、デメリットをよくご理解いただき、

トップライト(天窓)をなくす方向で方針を立てました。

トップライト撤去

既存の天窓を撤去して、

天窓塞ぎ

野地板を補修張りし、

アスファルトルーフィング貼り

アスファルトルーフィング(防水シート)を貼っていきます。

コロニアル葺き

仕上げ材のコロニアルを葺き、完成です。

長年雨漏りに悩まされていたそうなので、トップライト(天窓)がある事よりも

雨漏りの無い生活の方を優先され、今回はこのような工事となりました。

原因がどこにあるのかをしっかりと特定しているからこそ、どのように工事をしていく

かが、はっきりし、お客様とのお打ち合わせで方針や方向を決められます。

雨漏り再現調査(散水調査)が重要になってきます。
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鉄骨造ALCタイル貼りの外壁からの雨漏り

葛飾区立石でご相談いただいた雨漏りの建物は、鉄骨造ALCの外壁にタイルが貼ってある建物です。

ALCタイル貼り外壁

階段室部分の外壁にタイルが貼ってあるのですが、その階段室の壁から雨漏り(雨水浸出)がしていました。

ALC階段室内壁からの雨水浸出

オーナー様ご自身でビニールを貼り雨が壁に流れないようにしてあります。

ALC版のジョイント部分から雨水が浸出してきます。

再度外壁を確認します。

ALCタイル貼り下の横目地

階段室で高さを確認して、外部でも高さを確認すると丁度ジョイントの位置と重なります。

タイルが貼って有りますので、タイルの下のジョイントの目地は見えておりませんが

タイルの下のALC版のジョイントの目地に不具合が発生していることは想定できます。

ALCタイル下のジョイント横目地

ここで赤外線サーモグラフィーで温度を確認してみます。

ALCタイル貼りサーモグラフィー

目地部分付近の温度は低くなっています。

可視画像で確認すると赤丸囲みが温度の低い位置になります。

ALCタイル貼り下の目地可視画像

この赤外線サーモグラフィーは本来は室内で使用する機械なのですが、

今回は補助として、外部で使用をしました。

この赤外線サーモグラフィーで外部を撮影して、その部位の温度が低いから

ただちにそこが「雨漏りの原因箇所です」と言うことにはなりません。

もちろんこの位置からも雨水の浸入は想定されます、でもここだけではなく

この位置よりも高い位置から雨水が浸入してくる可能性も考えられます。

機械に頼るだけではなく、何処から雨水が浸入してくるのか、1箇所とは限りませんので

他にどのような箇所が考えられるのか、を検討します。

また、木造の建物では散水調査を行い原因箇所をしっかりと究明してから、

その原因箇所を修繕していきますが、鉄骨造の場合漏れている箇所のすぐ上が雨水の浸入位置

だけとは限らず、その上、またその上と縦系統で考えなければならない場合が多いです。

すると、散水調査を行って原因が特定できたとしても、更にその上も原因となる場合もありますので

散水調査を行わずに縦系統で修繕すると言う選択肢も出てきます。

今までの経験や補助として機器を使用し、お客さの建物に対する考え方などを

複合的に考えながら、修繕計画を立てていきます。

雨漏りを解決する為には、建物の持ち主の方も業者任せにせず、一緒になって考えていただければありがたいです。

葛飾区の雨漏りのご相談は、雨漏り110番松戸店へご連絡ください。

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プレハブの折板屋根からの雨漏り

流山市の学童保育の施設で平屋建ての建物の天井から雨漏りが有りご相談を頂きました。

折板屋根の天井から雨漏り

天井にシミ跡が確認でき、この部分から雨水が垂れてくるとの事でした。

折板屋根の天井から雨漏り

天井材を剥して天井裏を確認すると

天井材裏のシミ跡

天井から垂れてきた雨水が断熱材と断熱材の間から流れ落ち

天井材にシミ跡を付けています。

更に上を確認すると、折板を止めているボルトがシミの箇所の真上に当たります。

折半のボルト天井裏

そのボルトも錆びていることが確認できます。

折半のボルト天井裏

屋根に上って確認すると

折板屋根雨漏り箇所の真上

漏れている箇所の真上位置

折板屋根雨漏り箇所の真上

室内で長さを測って、スケールの先端の位置でしたので、

先程のボルトであることが確認できます。

ここで修繕の方法ですが、この施設の所有者は市になりますので

大掛かりの修繕工事ではなく、簡易的に止めてもらいたいとのご要望でしたのと

木造ではなく、鉄骨プレハブの建物でしたので、簡易的な修繕で工事を進めました。

 

施工範囲のボルト部をワイヤーブラシでケレンを行い

折板屋根ボルトケレン

エポキシ錆止めを塗布

折板屋根ボルトエポキシ錆止め

今回の施工範囲のボルトも同様に行います。

折板屋根ボルトエポキシ錆止め

続いて、折板屋根の重なり部分にシーリング材を充填して、予防をしていきます、まずはプライマーを塗布

折板屋根重なり部プライマー

シーリング材を充填して

折板屋根重なり部シーリング

ヘラで押えていきます。

折板屋根重なり部シーリング

最後に、ボルト部分にボルトキャップを被せていきます。

ボルトキャップにシーリング材を充填して、

折板屋根ボルトキャップ

かぶせます。

折板屋根ボルトキャップ

かぶせ終わった後はこのような状態になります。

折板屋根ボルトキャップ

今回の施工範囲のボルトにボルトキャップを取り付けて、重なり部分にはシーリングを充填して完了です。

折板屋根からの雨漏り

出来る事ならば、他の部分からも後々同じように漏れてくる可能性が考えられますので、

全体的に上記の修繕工事を行って、屋根の塗装をし保護していくことが望ましいとは考えます。

それぞれの立場や考え方を考慮して、工事の計画を立案し進めていきますので

流山市の雨漏りは、雨漏り110番松戸店にご相談いただければ幸いです。

 

 

 

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木造住宅の屋根からの雨漏り その2

前回から引き続き、木造2階建ての建物で1階の天井から

雨水が浸出してくる雨漏りの建物で、今回は雨漏り再現調査(散水調査)

の様子をお話ししていきます。

「木造住宅の屋根からの雨漏りその1」

今回も越谷市南町の建物の事例です。

1階の天井から漏ってきておりますので、外壁の開口部廻りは疑わし箇所として

考えられます。

2階のサッシに散水調査を開始します。

サッシからの雨水浸入

30分程度で雨漏りが再現しました。

天井裏の雨漏り

天井裏の雨漏り

再現はしたのですが、このお客様が確認している所ではありません。

サッシ廻りも雨水浸入位置の一つと言うことが確認できました。

続いて屋根への散水調査です。

屋根の散水調査

1時間半散水しましたが症状は表れませんでしたが、外壁で水が掛かっていない部分が

濡れていた為、違和感を感じましたので更に散水を続けます。

違和感を感じた部分

壁からの雨水浸出

軒天と外壁の取合い部分から水が浸出してきています。

するとその後にには1階の天井裏でも症状が現れてきました。

天井裏の雨漏り

お客様から頂いた漏れている時の写真の梁の後ろの断熱材の裏に雨水の浸出が確認できました。

他の疑わしい部分にも散水調査を行い、原因の箇所の確認を致しました。

原因が分かりましたので、修繕工事時のお見積りを提出して、

雨漏りの原因箇所を直す工事へと進んでいきます。

次回は修繕工事の状況を説明いたします。

越谷市の雨漏りのご相談は雨漏り110番松戸店の高松工業へ

 

 

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